8年前からのおつきあいで、店主ともそこそこ口をきけるような常連さんになっておりました。
今日も普通に買い物に行ったら、なんとこんな張り紙が!
かなりビックリ。
「マジデスカ?」と言いながら店内にフラフラと買い物しました。
店主(パティシェ)さんの信念で、「良い素材で買いやすく」ということで、のお値段はシュークリームで120円、ケーキは260~290円くらい。
ちっちゃいケーキが9つ詰まった「プチフール」なんてのもありました。
夏には涼しげなフルーツゼリーもたくさん。
もちろん焼き菓子も常にバリエーション豊富。
味は、素材の良さが出た素直な味で、甘味も穏やか。
クリームもフレッシュ。スポンジも柔らかく程良い弾力。
値段が安めだからといってボリュームが小さいというわけではありませんでした。
500円購入でチケット1点。10点集めるとケーキ1つ無料(大変お世話になりました)。
さらにはイートインもあり、ケーキセットはケーキ+ドリンクで550円(どのケーキでも!)。
駐車場も3台ほどスペースありまして、車のお客さんも大丈夫。
ここまで書くとパーフェクトなのですが、唯一悪かったと言えば、場所。
大通りに面していない、南郷通と本通の間。
正直、私もサークルの集まりが近所に無ければ、知ることはなかったかもしれません。
雑誌にも派手に載ることはさほど無い。
なにせ、「**で修行を積んだ***(ヨーロッパの地名)のケーキ!」とかではない、「町のケーキ屋さん」だから。
店主は言っておりました。
「ケーキは晴れの日のものだから」と。
そうそう何度も足を運ぶのと違うわけで、だからこそ多くのケーキ屋さんはパン屋さんも兼ねているのかも。足を運びやすいように。
そんな中、よく頑張ってきてくれていたなぁと思うのです。
事情を聞くと、3年ほど前から赤字で、借金はないけども立ちゆかなくなってきていたそうです。
3年前には色々考えたけども、今はもう吹っ切ったそうで、店主はとてもスッキリした顔をしていました。
悲しいです。
美味しいケーキ屋さんが消えてしまうのは本当に残念です。
でも、でも、またいつかどこかで会えたら良いなと思いながら、8年間お疲れ様でした。
好きなケーキ屋さんが、またひとつ無くなりました。
(ル・ピエールの閉店は本当にショックだった...)
お菓子 アルブル
白石区本通17丁目南1-9
10:00~20:00
イートイン:あり
駐車場:3台分
2007年9月30日(日)で閉店